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現代医学でのオスグットの治療法は?

現代医学でのオスグットの治療法は保存的療法が主です。

保存的療法とはなんでしょうか?

保存的療法の反対は観血的療法です。
観血的療法とは、要は『血を見る治療法』なわけです。
出血を伴う治療法というわけです。
出血を伴う、ということは人体を傷つけなければなりません。

観血的療法の代表は手術です。
保存的療法とは観血的療法の反対ですから、出血を伴わない治療法のことです。
保存的療法には様々な種類があります。

オスグット 保存的療法
安静

オスグットに関していえば、オーバーワークに陥っている膝や大腿四頭筋に対して、オーバーワークの原因となっているスポーツを完全に中止します。

理学療法

理学療法には運動療法と物理療法、動作訓練から成っています。

運動療法

上記の安静の後、回復過程において、大腿四頭筋のストレッチングを行います。
そして、回復状況を見ながら筋力トレーニングを行います。

物理療法

あん摩・マッサージ・指圧
痛んでいる脚部に治療として施すことが多いようです。

電気療法

低周波
筋肉の収縮を緩和することで痛みを緩和することを目的にします。
周波数は1~999Hzです。

干渉波
痛みを和らげることを目的として作られた治療器です。
治療しようとする部位を中心として、そこを挟むような感じに2つの電極を配置します。
この2つの電極は中周波ですが、周波数が違います。

中周波とはなんでしょうか?1000~10000Hzの電流のことです。
周波数の違う2つの中周波を体内で交差させることにより、干渉低周波刺激というものが発生します。 それを利用する治療器です。

中周波
中周波は皮膚抵抗が少なく深部組織に刺激を与えることができます。
リハビリや筋力トレーニングに適しています。

超音波

超音波とは、人間の耳では聞くことができない高い振動数をもつ弾性振動波のことです。

超音波療法の作用は、温熱的効果と非熱効果(機械的効果)の2つに分けられます。
温熱効果としては、

筋肉の緊張を緩和します。
血流の改善を行うことにより循環不全による痛みも緩和を行います。
組織の伸展性が上がります。
骨格筋の収縮機能を改善するなどか挙げられます。

機械的効果としては、
細胞間隙の組織液の運動を活発にすることにより浮腫を軽減させる効果や
微細振動によって細胞膜の透過性あるいは活性度を改善させ、炎症の治癒を高めるという効果があります。

温熱療法

様々な種類があります。
<熱源で分類>

温熱治療、赤外線、可視光線、マイクロ波、レーザー光線

などです。

<装置で分類>

ライト照射、温灸、風呂

などです。

オスグッドサポーター

膝蓋靭帯を圧迫することで痛みを軽減することをねらいます。